マリーナベイサンズ!

仕事ののストレスがフルに溜まった相方と俺は、
現実逃避すべく、休みを取って、
シンガポールのマリーナベイサンズホテル(以下 MBS)に宿泊してきました。



心配性の相方が「ほんとに崩れないの・・・?」と、
不安げに見つめる3連のホテル。
そう、これがMBS。ご存じの方も多いでしょう。
総工費6億8600万ドル(参照:ウィキ)。
今、シンガポールで最もホットなスポットのひとつです。
隣接するカジノやショッピングモールなども話題ですが、
MBSと言えばやはりこの天空に浮くプールでしょう。



その名もインフィニティプール。
57階の屋上にあるこのプール・・・
御覧の通りまさに空中に浮いてるかのような感覚です。



エッジにいく相方。
なんか後ろから見てると、
そのまま滝壺に落ちるかのように消えて行っても
「ああ、やっぱりそう・・・」と、
納得してしまいそうな視覚効果です。



続いて恐る恐る、実際端までいって見るワシ・・・。
まあ、さすがにこの写真のエッジがほんとにそのまま建物の端ではないですが、
ここをチョチョイっと乗り越えて、
もう後2、3歩踏み出せば、
天空から地上まで200mフリーフォール状態です。
日本だったら絶対の絶対でフェンスとか建てちゃうんだろうなあ・・・。
この辺の「無粋な安全網」のなさは、嫌いじゃない。
だって自己責任じゃんね。落ちたら落ちたで。
というか、
「絶対ここ日本だったら名所になっちゃうよね、自殺の・・・」
と、
キャッキャさわぐ他の宿泊客たちに交じって
不気味な会話をする二人・・・。
いかんいかん、相当どちらも仕事でストレス溜まってましたな。


・・・と、まあ、
まるで楽しめなかったかのような書き方をしてしまいましたが、
実際には、二人とも大はしゃぎ+大満足のMBSステイでした。
早朝便でシンガポールに着いたため、
とりあえずまあ荷物だけでも預かってもらおうかと、
朝の7時半にホテルでチェックインしたところ、
部屋が空いてるから入っていいよ、と、神対応のフロント。
おかげでぐっすり仮眠もとれて、シンガポールを初日からフルで満喫できました。
プールはちょっと上では茶化してみたものの、ほんと素晴らしいに尽きる。
まさにこれこそ「非日常」。
あまりにも感動したので、昼だけでは物足らず、夜も行きましたよ、ほんと。

すっかり慣れて、もはやお風呂状態の相方。


俺達は今回はカジノには行きませんでしたが、
カジノとか好きならもうほんと、
マカオやらラスベガスやらじゃなくてMBSがいいんじゃない?
と思いました。


MBS以外も、
二人では初のシンガポール滞在でしたが、
名物のチリクラブも食べたし。

(まあ、実際は
蟹いらなくね?ソースとバン(揚げパン)だけくれれば良くね?
みたいな感じでしたが)


世界3大がっかり名所のひとつ、

マーライオンも見たし。


かの国は節電とかで大変ですなあ、と言わんばかりの
ネオンシティの夜景も楽しめたし。


クリーンだし、アーバンだし、とても楽しめたシンガポール滞在でした。
まあ、個性というかカラーはない気がしましたが、国としては。
でも、確実に日本より元気というか、景気良さげでした。
いいエネルギーいただきましたよ。
やっぱり活き活きしてる街はイイね!

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追記
ちなみに崩壊するのでは?はまあ行き過ぎですが、
あながち全く的外れな心配でもなさそうな記事はこちら。
ネットで拾いました。
世界の有数な建築業者が無理です、と白旗を上げた建設を、
韓国の業者が受注したのですね。
なるほど、そうですか、そうでしたか・・・。


・・・世界で最も作りにくい建築物という評価も受けた。 実際に入札に参加した14社の業者中の相当数が入札をあきらめた

一次で選ばれた4社の業者の中でも日本の清水建設とフランスVINCIは、工事の難易度のために手をあげてしまった。

結局英国のケモンを締め出して工事を受注した双龍建設は、建物が倒れないようにするために600㎜の厚さの耐力壁 にワイヤーを設置し、傾いた建物を引っ張るようにした。

建築工事では初めてこのようなポスト テンション(Post-Tension)を適用し、双龍建設は傾斜工法という独創的な工法 を完成した。

傾斜が激しいところには3本の長い鉄棒でトラス間を支えておいた。 これを通じて本工事のための架設工事量を
大幅に減らした。

スカイ パークを施工する部分も難題であった。 長さ343m、幅38mのスカイ パークはサッカー場2倍の大きさの 面積(1万2408㎡)で、重さも6万トンに達した。

分かれた二つ建物の荷重を分けるために、鉄筋の束で作った構造物をホテル中央部に備え付けた。 トランスファートラス(Transfer Truss)と呼ばれるこの工法を通じて、スカイ パークの重さの60%は一直線形の西側建物に、残り40%は傾いた東側の建物に分けて負荷がかかるようにした。

このように難しい技術力を必要とする工事だったが、双龍建設は適正工期より21ヶ月もはやい27ヶ月で工事を終え、 技術力と施工力を立証した。 ”