マメ友地獄


「やだ、コテツちゃんってまさか豆柴じゃないですよね?」
「・・・どうしてそういうこと言うの。」

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・・・とまあ、あのドラマほどではないですが、
うちの近所、意外と柴犬が多いのですよね。
しかも豆柴っぽいのが・・・。
お互いやはり同じ犬種を飼っていると、
ママ(=飼い主)同士もなんか親近感がわいて、ちょっと挨拶やお話したりするんです。
で、今日も今までみたことのないママと、黒柴が散歩していて、


「こんにちは〜」「こんにちは〜」


となったんですよ。
ほんとかわいいちっちゃい黒柴だったので、


「わあ、かわいいですねえ」と俺。
「ありがとうございます。でもまだ子供なんですよ。」と飼い主さん。
「あ、うちもまだ子供なんですよ。おいくつなんですか?」


「まだ1歳半くらいなんです」


「・・・あ、あ、そうなんですか。
(うちのコテツと同じ年じゃん・・・!)
年齢同じくらいですねー。でも小さいっすねー。」


「そうですかあ?あ、でも

うちのは豆柴なんで。」


うちのは豆柴なんで
うちのは豆柴なんで
うちのは豆柴なんで
うちのは豆柴なんで・・・


・・・もちろん画像のような嫌味な感じではもちろんなかったし(当り前かw)、
すごく感じのいい飼い主さんだったのですが、
豆柴認定してもらえなかったコテツが不憫で不憫で。


「どうして後から出てきた子にサイズで負けてるの!?
お母さん、今日ほんっと恥ずかしかった!!」


とコテツを小一時間叱っておきました。

心持ち、
落ち込む我が子。