How much is コテツ?

さて、俺は大阪出身なのですが、

東京に越してきて、最初戸惑った習慣がありました。


東京の人は、自分が買ったものの値段を教えてくれない


というものです。

大阪は逆に


なんぼで買ったか


というのは会話において、結構重要かつ、場合によってはEnternatingにもなるポイントなので、

こっち(東京)に越してきたときは、この習慣に結構面喰いました。

たとえば、俺が引っ越し先を探していたとき、


「私の住んでるとこ、まあまあいいよ、駅近いしー。

「へー、家賃いくらくらいなんですか?

「ま、そこそこ。

(そこそこ・・・てなんぼやったらそこそこやねん。全然参考にならへんっ!)


とか、


「midfielderのスーツ、いいね。

「あ、ありがとうございます。セールで安くなっててめっちゃお得でした。でも先輩こそいつもいいスーツ着てますよね、そんなええのんやったら、一着いくらくらいなんですか?

「まあ、普通くらいだよ。

(明らかに高そうやのに普通とかって、普通の感覚がなんぼか知りたい・・・!)


のように、

若かりし頃の田舎者 from 大阪は、値段が会話に入ってこない東京トークに、ひとり悶々としていたのでございます。

今でこそ、なんとなーく東京の感覚も分かってきましたが、

やっぱり、なんぼなんかズバリ教えて欲しいときとかもあるよなあ・・・と思うときとかままあります。

で、前置き長くなりましたが、

コテツがなんぼやったんか、という話ですが、

これは将来、豆柴オス(赤毛)2カ月弱の子を買うときのひとつの目安にしていただければ、と。

というのも、俺らは周りに豆柴の飼い主の知り合いもおらず、値段の目安が全くつかなかったんです。

ネットで調べてもなかなかはっきりせず、

最初に訪れたブリーダーさんはあまり相性が良くなかったのですが、

これなら15万、こっちなら20万、これ30万、とほんと値段の設定基準が全くもってよくわからず、不信感ばかり募って、豆柴ゲットを挫けかけたりもしたんです。

そんな中、

2件目に訪れ東京のブリーダーさんのところでコテツに出合い、

俺も相方も一目ぼれしたので、恐る恐る値段を聞いてみたところ、


14万円です。


とのこと。

もともと予算は二人で15万と決めていた僕たちにとっては朗報でした。

そのブリーダーさんいわく、

赤のオスの豆柴(コテツ君ですね)は一番安く15万前後

極小になると20万前後だそうです。

毛の色によっても値段は変わって、

高い順から 黒>ゴマ>赤 らしいですが、理由は人気もさることながら、生まれてくる確率が非常に低いから、とのこと。

もちろん、この値段はもしかしたら割高なのかもしれないし、

東京以外であればもっと違った値段設定なのかもしれないですが、

でも何より重要だったのは、俺らが値段にきちんと納得できたことでした。

ま、それとこんなカワイイ子でしたので(後でそのブリーダーさんのホームページを覗いたらコテツ載ってました)・・・。

二人、いい子をいい値段で譲ってもらったと、

ホクホクしながら帰宅したのでした。

ほんとは見学だけのつもりで行ったのに、

帰りには3人家族になっておりました。