ゲイであるということ。

アツイデス・・ほんと。シンジャイマス・・・。

コテツもクーラーの効いた部屋にも関わらず、ばててます。
でもなぜそこまでソファに頭をつっこむ??


さて、つい先日のお話。
相方は出掛けていたので、
俺とコテツだけで少し足をのばして、
ペット可、の喫茶店にいったのです。
そこはいわゆるドッグカフェではなく、
普通の喫茶店の入り口付近にペット連れ用の席がいくつか用意されている形式なので、
いわゆる「専門」のドッグカフェ
あの独特の「店全体での一体感、連帯感」が苦手な俺達は重宝しているのですよね。
で、
たいていそんなにペット連れに遭遇することがない(←これもありがたい)のですが、
今回は、ちっちゃいトイプードルを連れた、たぶん同い年くらいの女性が一人でお茶してたのですよ。


こちらが席をはずしている間に、
コテツの相手をしてくれてたようで「ありがとうございます」「可愛いですね」と、会話が始まりました。
なかなか感じのよい女性でおしゃべりは続いたのですが、ふと、彼女からの質問で、


「おひとりで飼われているんですか?」


と。


「いえ、二人で飼っているんです。」


と、俺。
そして話の流れから、
俺はいつの間にか「犬を飼っている子供のいない妻帯者」を演じる羽目に結局なったのですが、
こういうときに、すっと、


「いや、うちの彼氏が・・・」とか
「旦那が・・・」とか
「相方が・・・」とか言ったら


どう反応するんだろうなあー、と夢想したりもするのです。
もちろん、そりゃその相手それぞれでしょうが、
「一体、世間のゲイ認知度・許容度ってどれくらいなもんなんじゃい?」と、
試してみたくもなるんですよね。


まあ、絶対しませんが。


でもなんとなくですが、
もし自分が言いたかったら
別に言っちゃってもなんとなくいけそうな
東京が結構気に入ってます(相手とTPOは選ぶけどね!)。


普段は当然のごとく、
二人で散歩に行ったり食事にいったりしているので、
あまりありがたみを感じていないですが、
ゲイであることがばれたら死刑にされる国もありますからね。
別に俺達はおおっぴらにカミングアウトしてるわけではないですが、
そこまでのリスクを感じずに生活できてることって実はかなり恵まれているのかもな、と。
でも同時に、
こんなことで恵まれてるって思うゲイの俺達って
やっぱりちょっと可哀そうだな、と思ったりもするのです。
別にゲイリブやゲイライトの激しい主張者ではありませんが、


「なんかせめてフツーに同じに扱われる社会であるべきよなあ・・・」


なーんて、
ふと考えてみる偽装妻帯者 with ワンコだったのでした。


追記
しかし、「今度はぜひ奥様も一緒にお会いできたらいいですね」と言われて、
もうそのカフェは当分ほとぼりが冷めるまでいけなくなってしまい、
「別に妻帯者じゃなくても・・・よかったんじゃ?設定として・・・」と一人悩む俺でした。
なんとなく独り身の中年おっさんと思われたくなかった・・・という、
俺の変なコンプレックスが招いた災いなのでした。